厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼風が吹き始めるころとなりました。
のど越し良いビールから、そろそろ食卓にワインはいかがでしょうか?
そんな9月のはじめは、イタリアシチリアのワインをご紹介いたします♪

シチリアというと1日で周れる程の小さな島をイメージしている方も多いと思いますが、実は四国より大きく九州より小さい地中海最大の島です。
ギリシア、ノルマン、アラブ、イスラムなど様々な民族がシチリアを征服し、それぞれが独自の文化を残して去っていったことから、“文明の十字路”とも呼ばれています。
遺跡文化の宝庫となっていますが、古くから親しまれている観光地のタオルミーナでのバカンスや、パレルモの街歩き、そして海の幸と豊潤な野菜を使ったシチリア料理など、1年中観光客を魅了してやまない島なのです。

画像参照元:イタリア政府観光局
画像参照元:イタリア政府観光局

Cantina Marilina(カンティーナ・マリリーナ)

シチリアの最南端、世界遺産としても有名な美しい町、ノートとシラクーサの間に位置するパチーノの町に程近いポッジョ・ディ・フォッシと呼ばれる丘に、2001年アンジェロ・パテルノが『カンティーナ・マリリーナ』を設立しました。
石灰質に富んだ土壌を持ち、夏の極端に乾燥した気候と強烈な陽射しを受けるこの土地は、当初より有機農法を取り入れ、現在地所の半分ではポリカルチャー(複数の作物を同じ畑で同時に栽培する)が行われています。
ぶどう園として、ネロ・ダーヴォラ、グレカニコ、モスカート・ビアンコ、モスカート・ジャッロ、インツォリア、メルロー、タナ、ヴィオニエ、シャルドネなど、様々な品種が植えられています。
また発酵は全てコンクリートタンクで天然酵母を用いて行なうという、伝統的な醸造方法を取り入れました。
現在アンジェロはワイナリーを2人の娘(ワイナリー名にもなったマリリーナとフェデリカ)に委ね、自らは醸造の段階で2人のサポートを行なっています。
南シチリアの強烈な夏の陽射しがぶどうを早く完熟させ、糖度の高い果汁が得られます。
特に定評のあるマリリーナの白ワインは、一晩のスキンコンタクトを経てコンクリートタンクでじっくりと時間をかけて発酵・熟成させる事で、やや褐色がかった、果実の風味が凝縮された濃厚な味わいとなります。
恵まれた気候に育まれ、そのポテンシャルを最大限に引き出したマリリーナのワインは、じわじわとその人気を高めています!
(インポーターより)

フェデリエ・ビアンコ・モスカート Fedelie Moscato Ancestrale

ぶどうの品種:モスカート100%
色:白微発泡
味:辛口
アルコール度数:14%

モンプレジールにピッタリの、とっても可愛いエチケット♬
無ろ過由来の濁りのある色調
フルーティなモスカートの香りに焼いたパンのニュアンス
おだやかな酸味とフレッシュな果実の風味
酵母のほろ苦さが余韻を引き締める、飲み飽きのこない辛口の白フリツァンテ(微発泡)です。
普段の食事に寄り添うデイリーユースにピッタリなフリツァンテですので、イタリア料理から中華やアジア料理はもちろん、様々なお料理とのマリアージュをどうぞお楽しみください!