まだまだ家飲みが続く日々ゆえ、今月は旅をお休みして、赤ワイン・白ワイン・ロゼワインに続くワインとして大人気の『オレンジワイン』をご紹介いたします♬

ワイン通や自然派ワインを好む人達からも注目されており、ここ数年で一気に広がりを見せている『オレンジワイン』。
その名前から、果物のオレンジから造られたフルーティーなワインを想像してしまいますが、実は白ぶどうから造られているワインなのです。

オレンジワインの起源は、ワイン発祥の地といわれるジョージアです。(ジョージアでは『アンバーワイン』と呼ばれています。)

ジョージアはワイン造りに長い歴史があり、様々なワインを造っている中の一つにオレンジワインがありました。しかし、当時は旧ソ連の支配下にあったことから、オレンジワインが国際的に市場に出回ることはなく忘れ去られたワインでした。
そんなオレンジワインを現代に復活させたのが、イタリア・フリウリ州の生産者グラヴナーです。理想のワインを造るため様々な発酵方法を試して、1998年に初のオレンジワインが完成しました。
このワインが高く評価されたことをきっかけに、他の国々でも造られるようになり、今の人気に至ります。

 オレンジワインの造り方を一言で言うと、「白ぶどう」を「赤ワインの製法」で造ったワインです。
白ワインは、白ぶどうをつぶした後、種や果皮を取り除いて果汁のみを発酵させます。
一方赤ワインは、黒ぶどうをつぶした後、種や果皮も一緒に発酵させた後にワインのみを抽出します。
赤ワインの鮮やかな色は、この製法による黒ぶどうの果皮からできています。
オレンジワインは、この赤ワインの製法により造られたもの。
つまり白ぶどうから造られているのにオレンジ色になるのは、赤ワインの製法のように種や果皮を一緒に発酵させることから来ています。

 さあ2月は、昨年11月にご紹介したボジョレーヌーボーの醸造家仲田さんが造ったオレンジワインをお楽しみください。
オレンジワインの独特な厚みのある味わいは、ワインとのマリアージュが難しいお料理ともマッチします。
例えば、辛い香辛料を使ったインド料理や韓国料理は、白ワインでは繊細すぎ、赤ワインでは強い渋味が辛味と喧嘩してしまうので、ワインを合わせることが難しいお料理です。しかし、そんな料理と中間のオレンジワインは良く合います。ポイントは、白ワインより少し高めの温度で合わせてみてください。
そして、おばま先生の今月のお料理「ぶりのカルパッチョ」にはキリッと冷やして、「岩中豚の燻製」には少し温度を上げてのマリアージュをお楽しみください♬

今回12本限定のご紹介です!!!

Friends(フレンズ)

Vin de France。ピレネー山脈麓、地中海に面したサルス・ル・シャトー村産のぶどうを使用したオレンジワインです。グルナッシュ・グリ70%、グルナッシュ・ブラン25%、ミュスカ5%のブレンド。シスト、粘土石灰質土壌。平均樹齢40年。ビオロジック栽培(「Bureau Veritas」認証)。ステンレスタンクを使用し、すべて全房で低温マセラシオンを行った後、天然酵母のみで発酵。4ヶ月間熟成後、清澄は行わず、軽くフィルターをかけてビン詰め。「オレンジワインは幅広い料理に合わせられるフードフレンドリーなワインであり、また、友達と気軽に楽しめるスタイルのワインでもあるので、「フレンズ」と名付けました。余談ですが、私の大好きな久石譲さんの「Piano Stories II」というアルバムに「Friends」というピアノ曲があり、本当に素敵な曲ですので、ぜひこのワインを飲みながら聴いていただければと思います!」(仲田さんコメント)