2021年も残すところ11日!
今年最後は、世界で最も高貴な赤ワイン『ロマネ・コンティ』を産み出すぶどう品種、『Pinot Noir(ピノ・ノワール)』のお話です。

フランス語で「Pin」は松・松材・松ぼっくり、「Noir」は黒・黒いの意味で、たわわに実る黒いぶどうの房がまるで松ぼっくりのようであったことから『Pinot Noir』と名付けられました。


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フランスのブルゴーニュ地方原産で、世界各地で栽培されていますが、皮が薄いため病気に弱く、とても栽培が難しい品種です。
また冷涼な気候を好むため、ぶどうが一気に成熟する暑い産地ではその特長をいかすことができず、現在世界で成功している産地は少なめです。
日本では1970年頃北海道で本格的な栽培が始まり、その後長野県、青森県、山形県、京都府、大分県、新潟県、山梨県などに広まりましたが、近年北海道産ピノ・ノワールは世界的にも注目されるようになりました。

ピノ・ノワールから造られるワインは、若いものはチェリーやお花畑の香りを持ち、熟成すると華やかなバラの香水、そしてスパイスやなめし皮などとても複雑な香りを放ちます。
味わいは、比較的タンニンは少なく、きれいな酸と果実味のバランスの良さが特徴のワインです。

また土地による味わい(テロワール)の違いを明確に映し出す品種とされていて、原産地であるブルゴーニュでは、たった数メートル離れただけの畑から異なる味わいのワインが生まれ何倍もの価格差がつく、といったこともあります。
さらに『ロマネ・コンティ』の様に驚くべき長期熟成能力を持ち、信じられないような妖艶な姿にも変身します。

そんな魅惑的なピノ・ノワールですが、とても繊細なぶどう品種なので、例えば同じワインを2本購入して、最初に飲んだ1本がとても素晴らしく感動しても、1年後に取っておいたもう1本を開けると全然違っていた、という事も多々あります。
ぷいっとそっぽを向いて、笑顔を見せてくれないのです。
しかしながら、気まぐれ美人が微笑んでくれた瞬間が忘れられず虜になってしまう、そんな経験を与えてくれるのがピノ・ノワールなのです。


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一日一日を大切に、、、
また来年もワインの話にお付き合いください!


DOMAINE LA COLOMBETTE
ドメーヌ・ラ・コロンベット
PINOT NOIR & CHARDONNAY

新しい年を迎えるにあたり、ピノノワール&シャルドネの紅白ワインのご案内です!

インポーターよりコメント

ご紹介するピノ・ノワールとシャルドネは、「Demi-Muid」と呼ばれる600リットルの樽で熟成させた看板作品。
冷涼な海風が年中吹き入れる石灰質主体の丘陵斜面畑は、ブルゴーニュ品種の楽園です。
「南仏だからと言って、濃くないですよ」と笑うヴァンサン。「僕自身が毎日でも飲みたいと思うような、上品でセクシーなワインを造りたいのです」。

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