今年も新酒のシーズンがやってきました♬
新酒と言えばフランスの『ボジョレー・ヌーヴォー』ですが、世界では様々な国で新酒解禁をお祝いしています!
★10月30日イタリア『ヴィーノ・ノヴェッロ』
ノヴェッロは、イタリアのどの地域でも造ることができ、使用するぶどう品種にも制約がありません。フランスに比べるとかなり自由です。
今年も翌日がハロウィンだったので、仮装しながら新酒を楽しんでいる若者の姿を見かけました。
★11月1日ドイツ『デア・ノイエ』
主に白ぶどうミュラー・トゥルガウ種主体で造られる、甘さを抑えた爽やかでフレッシュな酸味が魅力の新酒です。
キリっと冷やしてお風呂上がりや食前酒として、またこれからの季節は甘味のあるすき焼きとのマリアージュも最高です。
★11月3日日本『山梨ヌーボー』
山梨県内で収穫された日本固有品種、白ワインは甲州、赤ワインはマスカット・ベーリーAを使って醸造された新酒です。
2008年に山梨県ワイン酒造組合によって、県産ワインのブランド化と販路開拓を促進するため解禁日が設けられました。
こちらは大々的にTV 報道されていましたね!
★11月11日オーストリア『ホイリゲ』
世界のワイン好きの間で特に人気の新酒ホイリゲは、ウィーン近郊で造られるブレンドの辛口白ワインです。
微発泡のフレッシュでフルーティーな飲み口で、ジョッキで乾杯!。
★11月11日スペイン『ビノ・ヌエボ』
この日は収穫祭の日で、昔から新酒と共に様々な行事が楽しまれてきました。
収穫祭は地方によっては12月に行われることもあるので、解禁日は12月の第1週前後という説もあります。
ビノ・ヌエボも規定はありませんが、ガルナッチャやテンプラニーリョなどの黒ぶどうから造られる赤ワインが主流です。
★11月の第3木曜日フランス『ボジョレー・ヌーヴォー』
フランスのブルゴーニュ地方最南部ボジョレー地方の新酒で、フランスの厳しいワイン法において、黒ぶどうガメイ種しか使用が認められていません。
通常の赤ワインは房から実をはずし、種と種皮ごと砕いたものを樽で発酵させますが、ボジョレー・ヌーヴォーは基本的に房を丸ごと発酵槽に入れ、どんどん詰め込んでいきます。
すると下の方のぶどうは重みで潰れ、潰れたぶどうが自然に発酵されると、タンクの中に炭酸ガスが充満します。その炭酸ガスの中に漬け込んでおく醸造法「マセラシオン・カルボニック製法」で造られるのが『ボジョレー・ヌーヴォー』です。
甘いイチゴキャンディーの香りと、フレッシュでフルーティーな味わいが特徴のワインです。
今年の解禁日は11月18日!!!
モンプレセレクションは、今年もこの1本をおすすめいたします!
Beaujolais Nouveau2021/Lou Dumont
【仲田さんコメント】
8月下旬~9月上旬も雨がちな天候が続きましたが、収穫公示日の9月15日頃からは晴天に恵まれ、生産者達も胸をなでおろしていました。
私たちは公示日より8日遅い、9月23日と24日に収穫を行いました。
翌25日からは大雨が降りましたので、その前に収穫ができて喜んでおります。
手摘み収穫時、運搬前、発酵前の3回選果によって、完熟したぶどうのみを厳選しました。
収穫時の潜在アルコール度数も12度を越え、酸とのバランスも良く、私自身納得のゆく、素晴らしい収穫となりました。
現在ワインは発酵途中ですが、香りは非常に華やかです。
分析数値だけをみると、特にバランスが良かった2016年に近いスタイルになるのではないかと思います。
お祝いとしてすぐにお飲みいただいても、少し寝かせてからお飲みいただいても、きっと美味しく召し上がっていただけると思います。
ご注文をくださいましたすべてのお客様に、心よりお礼申し上げます。
このようなご時世ですが、私のヌーヴォーが少しでも、日本の皆様の幸せな時間のお伴になれましたら、本当に嬉しく存じます。
2021年10月13日
メゾン・ルー・デュモン