Bonjour♬皆さまお元気ですか?私は今、娘の出産前後の手助けで、フランス南西部のバ・アルマニャック(Bas-Armagnac)地方に来ています。約2ヶ月の滞在となりますので、数回現地レポートをお送りしたいと思います! 初回は、この地方についてのご紹介です。ここバ・アルマニャックは、フランスの有名なブランデー生産地の1つです。ジェール県(Gers)とランド県(Landes)にまたがる地域をアルマニャックといい、その中でも特にオーシュ(Auchジェール県県庁所在地)の町を中心とした西部地域がここバ・アルマニャックで、最も上質なブランデーが造られる生産地となっています。栽培されるぶどうは、白ぶどうのユニ・ブランがその大半を占めていて、フォル・ブランシュ、バコ、コロンバールも少量作られています。 参照元:https://milliontd.co.jp/demontal/ 娘の家の隣のユニ・ブラン畑 ブランデー製造は、まずユニ・ブランなどを用いて、9%前後のアルコール度数を持つ白ワインを造ります。そしてそのワインを、アルマニャック型連続式蒸留器を用いて蒸留します。こうして造られたアルコール度数の高いブランデーをオー・ド・ヴィ(生命の水)と呼び、それを樽熟成の後、様々な年度のオー・ド・ヴィをブレンドしてブランデーが造られます。日本でフレンチブランデーと言えばコニャックが有名ですが、その大きな違いは2点!アルマニャックは『連続式蒸留器』による1回の蒸留で、コニャックは『単式蒸留器』で2回蒸留を行います。また、コニャックの熟成にはホワイトオークを用いるのに対し、アルマニャックではブラックオークの樽が用いられます。こういった製造方法の違いによって、アルマニャックのワイルドな味わいが生まれるのです! 画像1枚目:アルマニャックの蒸留器画像2枚目:コニャックの蒸留器<参照元>https://liqul.com/entry/669 4/10午前3時13分無事元気な男の子が誕生しました!ここで孫と過ごす2ヶ月間、どんなレポートをお送りできるでしょうか?どうぞお楽しみに〜♬ カテゴリー: 今月のワイン